私の前が冬真くんで、その前が千紗。 3人一直線。 運がいいのか悪いのか。 ふと隣を見ると、誰も座っていなかった。 「冬真くん、横の人って欠席かな?」 「さぁ?でも入学式に欠席って.....」 そうとう重症なんじゃね?と、冬真くんは笑って再び前を向いた。 「まぁいいや」 私も先生のほうへと目線を移す。 「えーと、今から体育館のほうへと移動してもらって、入学式を始める」 担任は先に体育館への方へと向かっていった。 それに続いてクラスの皆も立ち上がり、ついて行く。