「あ、早くしないと遅刻しちゃうよ~」 千紗は冬真くんからパッと離れた。 「遅刻~?誰のせいだよ」 ......あなた達のせいですね...... 「とりあえず行こう!」 千紗と冬真くんを引っ張ってどうにか教室についた。 「千紗と冬真くんと同じクラスでほんと良かった~」 「ね!私も未衣と冬真と同じでよかったよ~」 「俺も千紗と同じでよかった」 冬真くんの千紗LOVEはもうずいぶん慣れた。 「あ、担任来た」 各自それぞれの机につく。