キスをするより唾を吐け

「はーい。失礼しま~す。」


出来るだけ白羽君と目を合わせないようにする私。
めちゃくちゃ不機嫌なオーラを感じます。
おぉ、怖い怖い。
白羽君が出るまで待った方が良かったかな、と思いつつ自分の机に私は向かった。


私は、マコティンから借りた漫画を机から取り出しそそくさと教室から出ようとした時だった。