幼なじみをやめるまで

止まったはずの涙は再び溢れ出す。



「俺が何?」


今度は、私の涙に1ミリも動揺せずに問いかける潤。



「潤だって、前は舞子と私以外の女の子に優しく笑ったりしなかった!」



フェーンと小学生のように声を出して泣けたら、今よりずっとスッキリするのに……


やっぱり大人になるって嫌なことばっかりだ。




「咲のいう変わらないって何?」


「ずっとお互いを大切に思いつづけること」

「それは、今もみんな変わらないと思うよ?」


「そんな事ない!だって、みんな、新しい生活の方が大事でしょ?」


ポンポンと頭を撫でる潤の手を、パシンと払いのける。
一瞬、驚いてカッと目を見開いた潤は、すぐに元の顔に戻ったけど。