幼なじみをやめるまで

黙って聞いていた潤が大きく息を吐いて、ゆっくりと私を引き剥がした。





「バスケが出来てても、同じこと言った?」

「えっ?」


「意地悪な質問?でもさ、全て上手くいってても同じこと言ったかな?と思ってさ」



私より随分背の高い潤が、腰を屈めて私を下から覗き込むように見つめる。



「言ったと思う。だってみんな急に変わるなんておかしい!

千裕は、いつでも私の話を聞いてくれた。なのに今日は、別の女の子を優先したり。

舞子だって、前は『男なんて興味ない』って言ってたのに、メールの内容は合コンばっかり。


潤だってーー」