動揺した潤から震えた声が降ってきた。
「入部出来なかったの。背が低いから。何度もお願いに行ったけど、特別扱いできないって……。
男の人に守りたいって思われるより、背が欲しかった!」
「ちょっと待って。咲、ちゃんと話したの?中学で県大会レギュラーで出てるって……」
私を閉じ込めていた潤の腕は、今度はガシッと肩を掴んでいる。
「もちろん言ったよ。でも、知られていたのは舞子の活躍で、『彼女なら大歓迎』って言われたの。
もう、どうにもならないでしょ?」
「入部出来なかったの。背が低いから。何度もお願いに行ったけど、特別扱いできないって……。
男の人に守りたいって思われるより、背が欲しかった!」
「ちょっと待って。咲、ちゃんと話したの?中学で県大会レギュラーで出てるって……」
私を閉じ込めていた潤の腕は、今度はガシッと肩を掴んでいる。
「もちろん言ったよ。でも、知られていたのは舞子の活躍で、『彼女なら大歓迎』って言われたの。
もう、どうにもならないでしょ?」

