幼なじみをやめるまで

「まずコレ」



潤の長い指が、開けたシャツから入り込んでさスーっと首からなぞられる。

その指は、胸の谷間寸前で止まった。



「上から覗けば見えるよ?それとも見せたいの?」

「そ、そんな事っ!」



潤の指は、緩められたリボンをプラプラと遊んでいる。



「それから、コレ」


下を向く私の顎をつまんで、グイっと持ち上げる。



「気合い入れて愛されメイク?」


「こ、これは美奈ちゃんが……」



「美奈ちゃんが誘ったら、こんなにバッチリメイクで合コン行くの?」