「・・・今日はもうこの手離さない」 ギュッと握られた手から、頬まで熱が伝ってきたのだろうか。 顔が、とっても、とっても熱い。 でも、嫌じゃない。 この感覚。 「えー、じゃあ俺、もう今日はミコちゃんと手ぇ繋げねぇじゃんよ」 「・・・諦めろ」 「・・・じゃ、ハル。手、つなご」 ん、と言ってハルに手を差し出す蓮。 「い や だ!絶対ヤダ!もうつながないから」 ふんっと言って腕を組んで歩くハル。 「おい」 こっちを向いて、恭弥がわたしを呼ぶ。 「なんですか?」 「次、何したい?」