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結局、ずっと蓮にひっつきっぱなしだったわたし。
「やー、楽しかった~」
「うぅ・・・こ、怖かった・・・・・」
お化け屋敷から出てもなお、蓮は手を握りしめている。
「やっぱ怖かったんじゃねーか」
ニヤニヤと笑う蓮。
「そそ、そりゃ、お化けは怖いですっ!」
「まー、いるわけねーし?人工物だし?」
「実態がないから怖いんですよ!!」
「ハハハ」
必死で訴えるわたしを面白がっている蓮。
(ほ、本当に怖かったのに・・・!)
少々涙目のまま言っていると、残りの二人が帰ってきた。
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