「で、では!!最初は何に乗るのですか??」


自分でもわかる。
興奮してるってこと。


お嬢様がこんなんじゃダメかな?なんて思うけど、今日は忘れよう。


今日は、普通の、一般の女の子。


京院邸のお嬢様なんかじゃなくて、一般家庭の、ごくごく普通の女の子。


だから・・・


「楽しみますっっ!」


「異様にテンション高いんだけど」


「いいじゃないですか~!わたしだって楽しみたいんです!」



「ついていけないし。バカが移りそうだから、あんまり寄らないで」


そう言って、スススっと私から離れていくハル。


「ひ、ひどいです」