ものすごい剣幕で怒鳴られる。
ビクッと後ずさる。
「あー。もしかしてあんた、転校生?」
「どーりで見ない顔だと思った」
「え・・・」
別に、転校生というわけではない。
もう、この学校に来ることはないんだから。
そう言おうとしたとき、ギャル2人は顔を見合わせ、にやりと笑い合う。
「そっか~。じゃあ、あたしらのルール、教えてあげなきゃね」
そう言ってわたしに近づく2人。
(る、ルール・・・?)
「あ・・・だ、ダメっ!!!!」
裕美と呼ばれた少女が、ギャルに掴みかかる。
それでも・・・
「離せっ!濡れんだろ!!」
振りほどかれ、勢いよく後ろに吹っ飛ぶ。
「う・・・・」
