「今の人たちは、いったい・・・?」
「・・・・・・・」
あ、あれ。
すぅっと目を閉じる恭弥。
きこえて、なかった・・・?
「あ、あの?恭弥さん・・・?」
「・・・・チッ」
あれ、今のは舌打ちですか。
ひどくないですか。
「・・・もう、いいです」
ぷいっとそっぽを向き、なぜかあるソファに座る。
てゆうか、ここは一体なんなんだ。
ハルは自分たち専用の部屋とか言っていた。
教室・・・・なんだよね?
それでも、教室とは言い難い。
学校にはお約束の、机と椅子というものがこの部屋には一つもない。
意外と大きい部屋の中には、でんっと大きな机が置いてあり、その周りに黒いソファが置いてある。
