「まあ、僕たちも寝るところだったし?」 コテン、可愛らしく首を横にする。 「あ、え・・・・?皆さん、ここで寝泊りしてるのですか?」 「そーなんだよオジョーさん」 「不満か?」 先程まで寝ていたと思われる恭弥が、むくっと起きる。 顔の上に置いておいた雑誌がバサリと音を立てて落ちる。 「いーえ。別に不満なんてねぇよ?」 ヘラヘラっと、蓮は言う。 「あ、あの、わたしもここで寝泊りを・・・?」