「さあ、帰ろう。」

彼は立ち上がって私に背を向けた。

「そうだ!さっきの鳥は毎年この日にくるんだ。来年また会おう。俺は雄(ゆう)
またな。」

それだけ言うと雄は手をふって歩いていった。