「あのねっ、その日は…~~~…なの。」


恥ずかしそうにまた顔をうつむける。

でも、声が小さくよく聞き取れない。



「え?ごめん、なんて?」



しばらく間があって

鈴は口を開いた。







「だからぁ、弟の誕生日だから無理。…なの。」
「はぁぁぁっ‼‼??」







深刻な用事だと思っていただけに

彼氏のほうは盛大におどろいていた。



「あはは。ごめんね?」


鈴は照れ笑いしながら謝った。


でも彼氏は弟>自分だったことに

だいぶカチンときたみたいで、