あたしじゃダメなの―…?

…あ、雅也くんと
目が合った…。
美帆を見ろよ!!
んん〜ッ!

そしてついに夜…

『うちの好きな人誰?』
「雅也くんがいいと
思いますぅ♪」
『雅也くん…美帆が
好きなんで♪
知らなかったん??』

涙をこらえて、
自慢気に言う…

「違うしぃ(笑)」
『あってるよ!!』
「雅也に聞いたの??」

…聞いたっていうか…
盗み聞き??

『聞…い…たよ』
「ふーん。
雅也と南琉似合って
るんだけどな〜ぁ」
『もう…諦めた事だから』
涙をこらえて部屋を出た。