革命。。。

バカらしい。

この国は、争いのせいで、若造か(昔、爺様が言ってた)年寄りしかいないのを除けばいい国だろう。

うん。

理由は、王が気さくだからだと思う。

飢饉になれば、自分の食事の質を落として、足りない地域に急いで届けさせ、落ち着いたころに自ら、状況を確認し、

毎年、一回は必ずすべての村に直接行き、直接、国民から話を聞く。

もちろん、俺たち領主も同じだ。

カイラは特に慕われている。

彼女がいるから、この国は安定しているといっても過言じゃない。

カイラ信者が多いのだ。

「レオン、ジル見てない?お兄様は私のことよんでないって言ってたの・・・ってレオン聞いてる?」

「っあ、ああ。ジルなら、謁見の間に行ったが。」

謁見の間は王と貴族が対談する部屋だ。

謁見の間では貴族が相手のためか、王の椅子はふわふわしていて、気持ちいいらしい。

でも、国民と話すときは、王も同じ椅子に座っている。

国民より早く来て、にこやかに待っている。

そんな国が、


あんな、争いばかりしていて、

大公家と国民の差がすごくあるような国に負けるわけない。

そんな国を見てカイラは、鼻で笑わないわけがない。