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ん?


どういうことだ?

俺が西大陸1の男?


「寝言は寝てから言ってくれ。」

「何言ってるんですか!!お、私たちトモラエルでは有名ですよ!?1にカイラ嬢、2にクライシス公爵って。」

どういう意味なんだ・・・。

「敵にしたくないっていう意味ですけど(笑)」


なんか笑ってるし。

「ウォーカー卿、用件はそれだけか?」

「いえ。これからが本当の用件でございます。先ほどのはほんの冗談ですから(笑)シュライン公爵は怒ってなどおりませんよ(笑)」


笑いすぎだろ!!


「トモラエル公国第13代大公アレク殿下は、カイラ嬢が嫁入りした時に暗殺しようと考えていらっしゃいます。それでも、我が国へいらっしゃるならば、覚悟していただかなければなりません。もちろん我々も全力でお守りいたしますが、万が一のこともあります。しかし、もし、付き人として騎士の方が何人か来られたら、殿下はすぐにこちらに攻め入るでしょう。」

なっ!!

じゃあ、カイラ様を守れない?

困る。

俺はカイラ様に一生この身をささげると決めてるんだ。

俺の命に代えても、妹のようないとこを守り抜くと・・・。