カイラは衣裳部屋を開けた。

「なぜここに入るのですの?お姉さま。」

「お姉さま。ローラ。この先に扉があります。そこから町へ抜けられます。ミヤコが待機してるはずなのでそこへ行ってくださいませ。途中カルタ地域の村人が良く来ている服が5着、着物とかけてあります。それに着替えてくださいませ。」

そしてカイラは有無を言わせないように二人にどなった。

「さあ、早く。」

衣裳部屋に押し込むが早いか彼女は扉を閉め、騎士団の制服に着替え始める。

カドミルタ王国の色、青が中心の制服だ。

「どうかご無事に逃げてくださいませ。お姉さま。ローラ。」

彼女は急いで部屋を出て馬舎へ駆け込んだ。

「ヒース!!」

彼女が叫ぶと同時にまっ白な白馬が駈け出してきた。彼女はそれに飛び乗ると、アズキ門へと急いだ。


カイラがついたとき、味方は負傷者が3分の1ほどだった。

「我が名は、カイラ・カルタ・カドミルタル!!話があるのなら、このカルタ城の主である我に話を通せ!!」

そういうと同時にカイラは敵に切りかかる。


そして、彼女のおかげか、カドミルタ王国の騎士の死者はなく、無事勝ったのであった。

もちろん、ルイーズもローラもミヤコが保護し王宮、ドルタ城に無事帰った。