「会いたい…」

そう願えば願う程 切なくなる

君の事ばかり考えては

何も出来ないまま

時間だけが過ぎては日が沈む…



あの日、初めて

君と巡り会えた

遠くから見つめる事だけの

小さな幸せ

初めて交わす言葉は

「おはよう」 が精一杯

ただ それだけで嬉しかった

あの時、少しだけの勇気は

恥ずかしさのあまり

目を見る事も出来ず

君の背に映る景色を見ながら

思わず一言だけ

「好き」 と だけ言った…

君は下を向いたまま

最高な答えが返って来た

幸せが訪れた瞬間

あの夜に初めて

君に優しいキスをした

こんなにも毎日が笑顔で

こんなにも 幸せな日々が

永遠に続けばいいなって…

いつまでも 続くんだと

信じてた



あの日、あの場所で

二人が最後を

迎えてしまうなんて…



君の背に映る景色が

今でも 忘れられず

心が立ち止まったまま…



もう、この想い出に

「さよなら」

しなければ全てが終わらない



あの日、あの場所で

言葉では

何一つ言えなかったけど

最後に…、

「ありがとう…」

そして…、

「さようなら…」