「痛かったでしょ~、これ、案外重いのよ? だって」 ミサトは立ち上がる。 その手には、女性が扱うには大きすぎるくらいの銃が握られていて。 「こんなの入ってるんだもん」 がぁぁん、と一発、空に向けて銃を撃つ。 怯んだ男たちは、一目散に逃げていった。 「あぁ…やっぱ危険な街なのね、ここは。女の一人歩きは良くないわね」 大袈裟にため息をついて銃をナップザックにしまおうと思い、だがやっぱり思い直して、ミサトは目的の店である“アゴーラ ”という酒場を探すことにした。