「………」 無言のままミサトは、またずかずかと砂浜を歩いてパラ ソルまで戻り、パレオを解こうと手を掛ける。 そしてふと、レンと目が合って。 「………」 そのまましばらく、沈黙が流れる。 そしてミサトは、おもむろに砂浜にぺたりと座り込んだ。 両手に砂を握り締め、俯いて呟く。 「あたしはただ…エイジに会いたいだけなのに…」 レンとユイは、顔を見合わせた。