これからどうしよう・・・。


家にもしばらく帰れないし・・・。
困ったな・・・。


「だから、心配すんなって言ってんだろ?」

そういって翔が頭をポンポンとしてくれた。


「うん・・・ありがと」


「未来はこれからどうすんの?」


「そうだね・・・。まずはお母さんに電話してみるね」


ケータイを取り出しお母さんに電話をかける。


『プルルルルルル・・・』


『もしもし?』


「もしもし、お母さん?未来だけど・・・」


『未来!今どこにいるの!?』


「翔の家・・・」


『・・・そう。しばらくしたら帰ってらっしゃい。今はお父さんカンカンだから』


「うん・・・わかった。じゃあね」


「どうだった?」


「大丈夫。しばらくしたら帰って来いって」


「そっか。まだまだ長そうだな・・・」


「うん・・・」


「もう遅いし今日は寝ようぜ」


「そうだね。あの・・・」


「ん?」


「一緒に寝てもいい?・・・ダメかな?」


「いいに決まってんだろ。ほら、来いよ」


翔のベッドに入り込む。
うわぁ~・・・翔の匂い・・・。
あったかい・・・。


「翔・・・手・・・つないでもいい?」


「別にいいけど・・・・」


「おやすみ、翔」


「あぁ、おやすみ」

こうして深い眠りについた。