いっせいに流れが変わる…。
殿の先程のダンスパフォーマンスに…その場にいた者が殿を注目して歓喜の声をあげた。
「た…助かった…。」
その様子に私と諷馬は…全身の力が抜けホッと吐息をついた。
スケボーを投げたのが誰かはわからないが…そのおかげで殿のダンスパフォーマンスはかなり高まるなか…殿を撃ち落とすつもりで放った跳び蹴りの一撃がまさかのスケボーにより救われた事が面白くないのか…怪訝な顔でなおもダンスミュージックにあわせて踊るKabutoは…今度は仲間に目で合図してバスケットボールを殿目掛けて投げるようにした時だった。
―♪…ベン…♪…ベン…ベ…ベン…♪―
ダンスミュージックに似つかわしくない…どこからともなく響いてくる琵琶の美しい音色に遮られたのに…思わずKabutoは…踊るのをやめてその琵琶の音色に打ち振るえた。
「んっ…………!!(怒)
この‥琵琶の音色は‥‥!!」
Kabutoが踊りをやめたのに‥徐々にダンスミュージックを演奏する手をとめてやがて…人並みを傾けてくる琵琶の音色だけがあたりを包んだ。

