Ken-sinは顎に手をあてて思慮深く下の状況を見ながら青年の話を聞いていた二人の会話に私も無理矢理中に入った。
「…Furinkazanってまさか…Kabutoが…!!」
来たってこと…!?って言いかけたのを制されたようにKen-sinは頷いた。
私は一気に全身の血の気が引いた…。
よりによって殿がここにきている時に、この間からなにかと因縁のしがらみを引きずっているFurinkazanのKabutoがやってきたとなっては絶対…殿も黙ってはおかないはず…。
「ど…どうしよう…。
私、仲間のとこに帰らなきゃ…!!」
オロオロと焦りながら私は言葉を吐き捨てた。
「…下にツレがいるなら…早くこの場を立ち去った方がよい…。
NAOE〈ナオエ〉このお嬢さんを下まで案内してあげなさい。」
「えっ‥!?
ええ‥。
まあ…それはよいですが…この方は…?」
自己紹介さえままならない状況だっただけに私は改めてNAOE〈ナオエ〉に挨拶した。
「私…生駒 真帆といいます。
お忙しいところ申し訳ないですが…よろしくお願いします。」

