「えっーーーー!!
濃君のお兄さんが…光秀っ――――て…!!」
殿の爆弾発言に私と徳家くんは声をあげた。
「ど…どーゆう事?
そ…そんな事初耳ですよ…。」
徳家くんも珍しく驚きのあまり声を上擦らせた。
「…光秀と濃君は…腹違いの兄弟なのじゃ…濃の母は…本物の濃姫の母で光秀からすると叔母であった者の侍女でのう…。
身分違いの為名乗りをあげる事が出来なかったが…濃姫の母が侍女ごと引き取り美濃に嫁いだのじゃ…。
戦国の世では…身分が低ければ子を孕んでも名乗れぬ事などよくある話じゃからのう…。
そんな事もあり…濃姫と濃は…一緒に育ったのじゃ…。」
「そ…そうなんだ…。」
私と徳家くんは戦国時代の家庭の事情にただ驚き言葉を詰まらせた。
「…濃…。
もう…ここは戦国の世ではない…。
そなたが知ってる光秀は…400年前にサルによって討たれたのじゃ…。
だからもうそなたが…義理の兄を恨む事もない…。
むしろ…そなたにも辛い決断をさせたと思うておるのじゃ!
もちろん…!
光秀が転生しているからとて…疑いがはれたわけではないが…私生活では玉が…ここでは…濃そなたが今度は光秀が裏切ぬよう見張るのじゃ…。」

