『武士ドルが斬る!?』〈前編〉



 「戸塚教授…!
 半田刑事…!」



 久々にみる顔ぶれに私は歓喜の声をあげて走り寄った。



 「やあ…!
 京都での件では…迷惑かけてもうたな…!

 せやけど元気そうで何よりやわ…!」



 半田刑事の明るい言葉に深く頷いた。



 「ほんと…。

 何度かお礼も兼ねて半田刑事にも…戸塚教授にも連絡しようと思ってたけど…例の射撃事件の事もあったからなんか連絡しづらくて…。」



 2人を交互に見渡した私の言葉に戸塚教授が口を開いた。



 「いやあ…こちらこそ…!
 いつも殿の事では突然でビックリさせちゃったんじゃないかなあ…と思っててね…!
 何せあんな事があった後だし困惑してないか気がかりだったよ…!」



 半田刑事と戸塚教授は…それぞれ大人の立場で私の身を案じ声をかけた。



 「…確かに…。
 殿がお隣に引っ越してきたのは…かなり驚きでしたけど…生駒家に伝わる遺言書の事もあり…殿と出会うべくして出会ったんだなあ…と今は感じてます。」