駆け込んできた明石少年に気づいた殿も動きをやめた。
「ヤスケ…!
少し休憩じゃ…!
どれみせてみよ…!
下らんものなら今度こそ許さぬからな…!」
せっかく…格好いいって思ったのにいきなりまた悪態ついた殿に…私は呆れつつ殿を急かした。
「一言余計です!!
早く見てあげて下さいな!?」
語調の強くなった私に…殿は首を傾げて明石少年から用紙を受け取った。
「何を怒っておるのじゃ…吉乃は…?
まあ…よい…!
じゃあ…拝見する…。」
ツンとした私のご機嫌を伺いながらも…殿は明石少年をジッと見つめながら用紙を開きはじめた。
緊張の空気が張り詰める…。
殿は手紙を開きその先に目を落とす姿に私達は固唾をのみ見守った…。
やがて…暫く用紙を厳しい目でみていた殿は用紙から顔をあげて私にその用紙を渡した。
「えっ…!
私…!」
突然…用紙を渡され戸惑いながらも受け取り用紙に書かれた歌詞に目を落とした。

