面食らった私に気づいた殿は…ヤスケから体を引き離し私を紹介した。
「…ヤスケ…!
この者は…わしの妻…吉乃の生まれ変わりの真帆じゃ‥!」
突然の事にイマイチ状況が飲み込めない私は…唖然としながら会釈して挨拶しようとしたら…。
「キツノ様…!!
トノの会いたかったワイフ―!
ヤスケも会いたかった――――――!」
…と予告もなく筋肉ムキムキのマッチョ胸筋にダイブして私は身動きとれずもがくなか野太い腕で抱きしめられた。
クスクスとガラシャさんの笑い声が聞こえてきた。
「やりすぎじゃ!!
ヤスケ!
吉乃が窒息してしまうだろうが~!」
それを見ていた殿の言葉にヤスケは腕を緩めた。
「Oh~!
sorry~!
ヤスケとってもキツノ様に会えたのが嬉しくてハシャぎすぎた~!」
私の顔を覆い隠すほどの大きい手を2つ重ねて謝るヤスケにたじろぎつつ殿の背後に慌てて隠れた。
「案ずるな!
吉乃…!
ヤスケといってなあ…!
南蛮の宣教師達と共に奴隷として連れてこられてのう…!
それ以来…本能寺に至るまでわしのそばに仕えさせていたんじゃ…。
生憎…!
あの本能寺の際に逃げるようにいって…別れたっきりだったんじゃが…まさか…こんな形で会えるとは嬉しいぞ…!」

