『武士ドルが斬る!?』〈前編〉



 「いずれも他の因縁のある者を呼び寄せている可能性もありまする故…彼らがその刺客とも考えても不思議はないでしょう…。

 何せ…殿は未来で『武士ドルとなり芸能界を斬る!?』という事も漏れた情報の中にあったみたいですから‥先に芸能界入りさせているなら話のつじつまはあうというものですよね…。」



 ガラシャさんの言葉に私達は…深く頷いた。



 「貴重な情報を提供してくれて助かった…。
 礼をいう…。」



 殿はガラシャさんと明石少年に深々と頭を下げた。



 「いえ…私達こそ御館様には…面目のたたない事で…もちろんこんな事で父の謀反が免れるとは思っていませんが…せめての償いと思い打ち明けました。

 どうか…お許し頂きとう存じます。


 この上は…父の生まれ変わりのこの子が再び謀反など野心など起こさぬよう私が監視します故…どうか神妙なご沙汰を願いまする…。」



 ガラシャさんは殿の態度に心を打たれたのか…400年前に起きた本能寺の変についての事を謝罪する姿を見て…ガラシャさんも明石少年も…忠興さんも400年前から解放されずに現在も罪を抱き苦しんでいるのを感じた。