『武士ドルが斬る!?』〈前編〉



 ガラシャさんは美しい青いビードロの瞳を潤ませて殿の身を案じ知り得た情報を暴露した。


 その話を聞いていた殿は…ふっーと大きな溜め息をつき腕組みをしたまま何やら深刻に考えこんだ。


 「…奴らは上杉謙信を…現代に送りこんだといったな…!」


 殿の言葉に明石少年もガラシャさんも深く頷いたのを見定めた後…再び言葉を続けた。



 「この時代に…Ken-sinというものがおるが奴をどう思う?」


 鋭い瞳を光らせた殿の問い掛けに明石少年が答えた。



 「Ken-sinってあのVaizravana〈ヴァイシュラバナ〉のボーかリストの事ですか?」



 「そうじゃ…。

 あといけ好かないのは…FurinkazanのKabutoという男…。

 この2人には…何か裏がありそうな気配がある。」



 そんな事あの2人に思ってたんだ…。


 呑気な事を私は考えつつ…改めて例の2人組の素性について考えた。



 「確かに…。
 あの2人…。
 テレビ出演したのだって…デビューしたのだってほぼ同時期だしね…。」



 私の言葉にガラシャさんも深く頷いた。