ガラシャさんは美しい青いビードロの瞳を潤ませて殿の身を案じ知り得た情報を暴露した。
その話を聞いていた殿は…ふっーと大きな溜め息をつき腕組みをしたまま何やら深刻に考えこんだ。
「…奴らは上杉謙信を…現代に送りこんだといったな…!」
殿の言葉に明石少年もガラシャさんも深く頷いたのを見定めた後…再び言葉を続けた。
「この時代に…Ken-sinというものがおるが奴をどう思う?」
鋭い瞳を光らせた殿の問い掛けに明石少年が答えた。
「Ken-sinってあのVaizravana〈ヴァイシュラバナ〉のボーかリストの事ですか?」
「そうじゃ…。
あといけ好かないのは…FurinkazanのKabutoという男…。
この2人には…何か裏がありそうな気配がある。」
そんな事あの2人に思ってたんだ…。
呑気な事を私は考えつつ…改めて例の2人組の素性について考えた。
「確かに…。
あの2人…。
テレビ出演したのだって…デビューしたのだってほぼ同時期だしね…。」
私の言葉にガラシャさんも深く頷いた。

