「どうぞ…。」
教会の中へ案内された私達を出迎えるように…神聖な空気と安らかなパイプオルガン調の音色が響いていた。
「わあ…。」
その安らいだ不思議な空間に私は感嘆の声をあげた。
「…お越し頂き本当にありがとうございました。」
「うむ…。
それで…?
話とはなんだ…。」
こんな神聖な雰囲気の中…至って殿は変わらずに要件を促した。
ガラシャさんは…私達を更に礼拝堂の近くのキッチンに案内するとテーブルに腰掛けるよう頷き私達の前にお茶を用意して話始めた。
「実は…本能寺の変の後…明智光秀は羽柴秀吉様に山崎の戦の折打たれました。
父…光秀は逆臣となり…3日天下とも現代には伝わっております。
その後の私は流浪の日々で…私の身を案じて下さった忠興様は私と離縁する事を拒み…逃がし匿って下さったのです。
私はなぜ父がそんな事になったのか…悶々と考えていました…。
何度も死ぬ事も考えましたが…真相が知りたかった…。
ある時…公家の出であった侍女、清原マリアに…公家の出なのだから共にいる事はないのでお家に帰りなさいと進めたら…私に神の御言葉として…ある事を教えてくれたのです…。」
「ある事…?」

