「晴れたかと聞いておる!
あんだけド派手に帝の都、京で安心して暴れることができたんじゃ…!
どう考えても朝廷の命じゃろう!
京の都は雅は好むが乱は嫌うはず…それなのに四条にて堂々と焼き討ちとは…朝廷の鼻先で火遊びしただけじゃすまされぬはず…わしが何も知らずと思っておったか…!
光秀よ…。」
殿は低く語調を放ちしたり顔で笑った。
どうしよう…。
殿と明石少年は…再び睨みあいが続くそんな状況を周囲の買い物客が気付かないワケがなくみんな足を止め始めたのを感じ焦りをみせたちょうどそんな時だった。
「智光…!!
何をしてるの…!」
ざわつき足を止め始めた人の間を抜けて…明石少年の名を呼んだ女性の声に気づき振り返るその先に…シスターの服に身を包んだ青い瞳の美しい女性が買い物カゴを持ったまま立っていた。
「ママ…!」
明石少年はその女性に向かって声をあげるのと同時に…その女性は近付いてきて明石少年の手をシッカリと握った。

