「どう…とは?」
よりによって殿に“明智光秀”の名を吹きかけた明石少年に無表情で尋ねた。
その明石少年の様子に‥妙な胸騒ぎを覚え話題を変えようとしたが‥明石少年は私を無視して殿から視線を離さずに凝視した。
「‥お兄さん‥。
僕の夢に出てくる‥“憎き敵は本能寺”の人に似てるんだよね‥。」
やばっ‥!!
まさかの“明智光秀宣言”に私は殿と明石少年を交互に見つめた。
「小僧‥。
なぜ‥そんな事今更聞く‥!」
殿の形相は段々険しくなり‥声色も低く切り捨てるように語調も強く放つ。
そんな明石少年は‥殿の様子を試すように‥ジッと見つめたまま悪い予感通りの言葉を放った。
「ぼく‥。
“明智光秀”って人の生まれ変わりなんだ‥!」
ああ‥。
ついに‥胸騒ぎ通り宣言してしまった明石少年を睨みつけた殿は‥突然。
「生まれ変わりというなら‥答えよ!
なぜ‥謀反を起こした!
恨みからか‥?」

