「あっ…!
いや…あのその…!」
「将来を誓いあった仲だ!」
塀から顔をだしてきたおばちゃんにまさかの…カミングアウト…!
思わず私は作り笑いしたまま…殿を連れ去りその場を一目散に逃げ出した。
どの位走ったはわからないけどある程度きた所で立ち止まり…肩で息をしながら殿に問いかけた。
「なんで…あんなところであんな事…!
家族以外には言わなくてもいいんです!」
真っ青な顔で訴えた私の言葉に…殿は不思議顔で尋ねた。
「なぜじゃ…。
わしはもう誰にもそなたとの関係を隠したいわけでもない…!
そなたとの事でとやかく言われたいワケでもない…。」
それは…そうかも知れないけど…(汗)
私は頭の中でなんと言おうかずっと考えていた…。
「迷惑じゃったか…?
真帆は…わしの事をどう思っておるのじゃ…?
吉乃の生まれ変わりだから…義務感としてわしを受け入れておるのか…?
それとも…八右衛門から託されたからか?
一度…ハッキリ聞いておきたい。」

