「こんなのでは…ダメじゃ!
もっと現代人の好みを知らねば…!」
髪の毛をクシャクシャとかき回して苛立ちを表現した殿は空に向けて鬱憤を吐いた。
「…腹が減っては…戦は出来ぬといいますから…朝食にしましょう…。」
その様子をみて殿の怒りが有頂天になる前に釘をさした後…台所へと向かった。
とりあえず冷蔵庫に手をかけ中を覗いた私に温い風が冷蔵庫の新品の香りを放ち鼻をついた。
「中身入ってないじゃない…。」
…というよりはそもそも電源プラグもコンセントに差し込んでいない状況に私はまず買い物から必要だと思いひとまず殿の待つ寝室に戻った。
相変わらず渋く苦い顔をして今にも小机を叩き割りそうな程のピリピリ感を放出させた殿に慎重に声をかけた。
「殿…。
実家に行き再度…テレビで情報を集めるのはいかがでしょう?
今の時間なら朝のワイドショーとか情報番組がやっていて現代人の興味があるものを取り上げておりますゆえ…もしかしたらよい案が浮かぶかも…。」

