なんだか濃姫らしい発言に私は…思わず吹き出した。
その様子を見ていた殿と…肴もクスリと頬の筋肉を緩め口角を上げた。
「生まれ変わられても…笑顔は昔のままで安心しました。」
肴が私に跪き一礼した。
「当たり前じゃ…!
吉乃の生まれ変わりなのじゃからな…!
肴…!
そやつを…半田刑事に預けるまでしかと逃がさぬよう見張っておくのじゃ…!」
「はっ…。
承知致しました。」
殿に深く敬礼をして…顔をあげたその肴の表情に魅惑的な笑みを浮かべたその表情が諷馬よりも大人びた表情にみえた。
「さあ…。
わしらは…少し一眠りしよう…。
何かあったらすぐに知らせろ!
さすがに眠い…。」
その表情に気づいた殿は…賺さず私の肩を抱き大きな欠伸をかき私をつれて寝室の床へとつくその姿を肴に見守られつつ眠りにつくことになった。
部屋に静けさが戻りやがて…隣で殿の寝息が聞こえてきた。
彼に色々聞きたい事があったけど…静まり返った部屋の闇に潜めて物音一つたてなくなってしまい駆り立てられる想いを押し殺しつつ眠りへと誘われた。

