「ええ…。
何やら殿と…そちらの方との話に耳をたてつつ様子をうかがっていたように見えました。
それに…あの例の暦を狙う連中は…どうやら殿と同じく時を超えてきた来訪者を招いているようです。」
「時を超えてきた…来訪者…?
…してそれは…誰じゃ!!」
オウム返しに聞き返した殿に…肴は胸元から2枚の写真を取り出した。
「暦を奪い去ったその一味の中でみた人物です…。」
肴から差し出されたその二つの写真を乱暴に引ったくり睨んだ。
「…あいつらか…!!」
クワッ…と目を見開き写真を見る表情がさらに険しくなった殿の様子が気になり始め私もその写真を覗きこみ言葉を無くす。
そこに写りこむその姿は…まぎれもなくあの公開録音のスタジオで見かけた…Ken-sinとKabutoの姿が写り込んでいた。
「まさか…!
これって…!」
「ええ…。
VaizravanaのKen-sinとFurinkazanのKabutoです…。」
驚く私に…冷静な口調で彼らの名を明かす。

