チカチカッ…と点灯した後、部屋を明るく照らした証明の真下で今にも喉に短剣を突きつけようとしていた殿を発見…。
―――思わず…。
「ダメダメ―!!
殿‥!!
ここでは…人斬りは禁止っ―――!!!」
慌てて殿の背中に突っ込んだ私に殿は思わず体勢を崩して……………………。
――――やがて………。
―――ダンッ………。
激しい音を立ててそのまま忍びの肴の頬をスレスレで床に突き立てられていた短剣に思わず肴はゴクリと喉を鳴らした。
「貴様…!
忍びのくせに…気配を悟られるとは…恥をしれっ!!」
殿はすぐに体勢を立て直し背中に飛びついた私ごと身を起こした拍子に背中からずり落ちヘナヘナ~と座りこんだ。
「良かった~!」
大きな吐息とともに言葉をもらした私は…ゆっくり起き上がってきた忍びの肴を見つめた。
見れば見るほど…。
弟の…諷馬とそっくりだ…。
それも…その筈、彼は諷馬の前世の人なんだから…似てる要素があるのは当たり前だけど…まさかこの時代に彼までもきているなんて夢にも思わずただ困惑していた私に彼は気づき優しい微笑を返した。

