「…誰にも…渡さぬ…。」
“サアアアア‥。”
振り向きだきしめられた拍子にシャワーを持つ手が緩み…やがてタイルの上で水しぶきをあげた‥。
私の身体を抱きしめ‥子供みたいに膨れた殿にクスリと笑い殿の身体を抱き寄せた。
「どこにもいきませぬ…。
さあ‥。
早く湯殿から上がって少し眠りましょう‥。」
私は近くに置いてあったバスタオルを引っ張り殿の背中にかけた…。
「まだ…。
子供…扱いするのじゃな…。」
殿は私を抱きしめ瞳の奥まで見透かされちゃいそうなくらい鋭い目で凝視されたので…私は殿の鼻に軽く…チュッと口付けた
「今回は…私…。
殿に甘える予定なんですから…しっかり采配して下さらないと困ります…!」
不意打ちの口付けに殿は面食らった様子で目を見開いたが…私の顎を掴みニッ…と強気に微笑んだ。
「任せろー!!」
力強く響いた声に私も強く頷いた…。
その後…私と殿はそのまま互いの体を強く抱きしめる…。

