殿はとにかくテレビから目を離さずに…Kabutoを睨みつけていたのだが…突然いきなりおもむろにポケットから持ってきたバッグに歩みより…おもむろに携帯と紙切れを取り出した。
「大丈夫かな?
あいつ…!!
もうハッタリじゃどうにもならない状況だよな…!」
諷馬が私に耳打ちして殿の様子を眺めた。
受話器を耳にあてた不自然なその格好もなんだか今は笑える雰囲気ではなくて…ただ…ただ…見守る事しか出来なかった。
やがて…受話器の向こう側の人物がでたらしく…殿は受話器に向かって話始めた。
「前に京都…四条近くの公園であった者じゃが…!」
『まさかーーーー!!!
あの時の…金判の人ーーーーー!!!!』
淡々とした口調で話す殿に対して遠くからでもわかるような受話器の向こう側の人物は大声をはりあげた。
「ああ…。
そうじゃ…。
その後…どうしておったかずっと気がかりでのう…。」
『わた…私も…あの半田刑事からいろいろ事情を聞きまして無事なのかどうか心配しておりましたー!』

