「…先ほどのあの男か…!」
その様子を釘いるように見るその殿の視線は厳しい。
テレビに映る画面には…Ken-sinの売り2ギター方式で琵琶とエレキギターを多彩に操る姿に愛もママも魂を奪いとられたように魅了されていた。
「あれは…琵琶じゃのう…。
これは…なんという音楽じゃ…!」
釘いるようにテレビを見つめるその様子に殿はKen-sinの持つ琵琶に反応して呟いていた。
「Ken-sin君は…見事に琵琶の音色を和風なロック調と融合させてエレキギターと二台持ちしたまま歌うボーカリストで変わった独自のスタイルで音楽界を唸らせているニュータイプなロックアーティストだよ‥。」
真剣な目で画面を見る殿に‥Ken-sinの説明をした。
「あの琵琶の音がいいわよね~!」
ウットリした愛がKen-sinに陶酔しながら歓喜の声をあげた。
「どちらかと‥いうと‥おなごに評判なのだなあ‥!」
殿はママと愛を交互に見ながら私に尋ねた。

