男性として現れた…濃君に改めて面と向かって“ねえ様”と言われて見つめられると慣れないせいか…思わず赤面してしまった――――私に向けられた殺気だつ殿と諷馬の視線に気づき慌ててキムチ鍋に視線を移した。
‥この2人意外に気があってるじゃない?
「最初‥俺も話を聞いた時は興奮したよ‥!
凄い歴史的スクープだよね(笑)」
濃君の横で日本史好きな徳家くんが声を弾ませた。
「まあ…。
そんな経緯ではございますが…今回…どのような志向でやるのか殿はお決めになっていないようなので…徳家殿に頼み幾つか映像を持ってきましたので…殿に選んで頂ければと思います。」
濃君に言われて差し出した徳家君は幾つかのDVDを扇のように広げた。
「ちょっと…!!
これ…まだ未発売の“カミ☆スン”の下剋上宣言 5巻じゃないのー!!」
真っ先に飛びついたのは‥言うまでもなく愛だった!
「愛さんさすが詳しいよね‥!
Ken-sinとKabutoの決戦バトルはもちろん‥特典として番組のメイキングもついてるんだよね‥。」
徳家くんがいい終わるか言い終わらないかのうちに‥徳家くんの手から奪いとった愛は…私にそのDVDを突き出した。

