「なんか朝廷と武家って…ヤッパリ折り合えないモノなんですね…!
現在では考えられない」
未茶がしみじみとキムチ鍋を頬ばりながら答えた。
「まあ…でも…。
これから2人にはアーティストしてデビューしてもらう予定だから…信長くんも濃君もどんな傾向でやるのか考えておいてもらわなきゃね…。
特に信長くんはうちの真帆と婚約する事もあるからそこをどうするかもあるわけだし…真帆もマスコミになりたいという夢があるから留学したいといったら快くいかせてあげて欲しいんだよね…。
だから…今後どんな方向性でやろうと思ってるのかな?」
パパはキムチ鍋から具を寄そいながら…2人に尋ねた。
殿はその言葉に徳家くんの横に座る濃君の方をみた。
「あのう…。
1ついいかしらアーティストってどんな事するのか殿はわかってます?」
私はその様子に胸騒ぎを感じ恐る恐る顔を覗きこんだ。
すると殿は平然な顔で予想通りのセリフを返した。
「わしが知っているワケがないだろうが…!」
ヤッパリと…殿のアッサリな発言に肩を落とし私は早くも前途多難を覚悟した‥。
「まったくそんな事だろうと思っていましたよ…!
私は徳家殿からそのような音楽があるのを…いくつか映像でみせてもらいました…。」

