「真帆は…本当にそれでいいの?」
殿の申し出にパパは私に視線を定めて尋ねた言葉に深く頷く…。
「殿の近くでもっと殿の事知りたい…。
これからも側にいて殿の為に何かしてあげたいの。」
眠っていた吉乃の想いとともに胸に響いて私の決意と重なった。
…今の純粋な気持ち。
昔の殿も…。
これからの殿も…。
―大好きな気持ちは今も昔もまだ健在で…今から先も現在進行形にシフトし今の私達を支えていた。
熱く込み上げる気持ちとともに…私は抱き止める殿から体を離し…やがて殿と手を固くつなぎ横に並ぶとともにお互い顔を見合せて頷いた。
「お願い…。
パパ…。
ママ…。
私達…。
もう離れ離れになりたくない…。
やっと…。
400年後の時を超えて会えたもの…。
2人でこれからの人生を歩んでいきたいの…。」
切なる願いが胸を焦がして思いの丈が口をついた。
殿も私の手をギュッと握りしめ2人で深々と頭を下げて懇願した。
沈黙が私達のいるリビングに緊迫した空気を張り詰めた。

