そんな訳で…話を元に戻し私は再び古文書へと目を落とした。
「やがて…。
吉乃は…安らかに眠りについた。
結局来世で再会した殿と吉乃は…絆は深まったものの殿が朝廷から例の暦の事で狙われている事をしり…それに伴う刺客達もまた長い時間を経て…殿が西洋からもたらされた暦をなんとか消滅させようという団体が…ある人物を戦国から呼び寄せ来世の場所で対立する事になったらしい…。
しかしここで奇しくも吉乃の命は尽き…やがてその先の未来の話を聞くことはないように思えた…。
時がたち殿は本能寺の変で家臣…明智光秀が謀反を起こし本能寺とともに…49歳というご生涯を閉じられ再び乱世に突入した。
殿とともに自害した嫡男、信忠の嫡子…三法師は安土城に火をかけられた折落ち延びた者達と一時…城から生駒の屋敷に身を寄せてきた。
その後まもなく三法師の足取りを追い訪ねてきた藤吉郎…いや羽柴秀吉は、中国毛利氏と和解をして…中国大返しを果たし、逆臣となり果て明智光秀を打ち取り清洲会議にて三法師の後家人と名乗りを上げる事を告げ三法師を迎えにきた旨を伝えた後こっそり…秀吉殿から信長公より預かりし文を見せてもらった内容に驚いた。」

