少しクセのある筆跡で綴られた古びた和紙に書き殴られた筆文字に、懐かしさを感じ私は書き記された内容を兄を思い浮かべながら読み始めた。
「…妹、吉乃が病に倒れ息も絶え絶えに…今日か明日もわからぬ病床に臥した時、よく不思議な夢を見た‥と微笑みながら話してくれた内容の事だ‥。
熱にうなされていた吉乃は、しばらく眠りにつき不意に目が覚める事が度々あった。
そんな時は決まって…またあの夢を見たと苦しそうな表情に安らいだ微笑を浮かべ目を細めた。
決まって自分は…どんな夢をみたのかと尋ねると決まって…時は今から400年後の西暦2012年のある日生まれ変わった私は殿との再会を果たすという内容を鮮明に色濃く話ししてくれた。
自分は熱で朦朧と頭がしているのだろうとその時妹がいうことを否定もせずただ聞いていた。
一番印象的だったのは…吉乃の夢でみる生まれ変わりの女性で名は…生駒 真帆と申す者だ…。
その女性が吉乃の夢を度々見ているというのだ…。
吉乃はその生まれ変わった未来でも、殿…織田信長公と再会を果たしたというのだ…。」

