思わぬワードに食いついた殿の様子をみていた濃君がすかさず尋ねた。
「デビューして障りになる事がありますか?」
「また…障りだなんて珍しい言葉使うなあ…!
まあデメリットとしては…有名になるかどうかもあるけど…ある程度気をつけて自粛してもらう事もでてくるかなあ…。
例えば…男女交際なんかで突っ込まれて人気がなくなるとか…あまりにも素行が悪くては失墜させられるとかとにかくマスコミのネタにさえされなきゃ大丈夫だし…本人がそれで貫いてファンなんかも理解してくれるなら問題はないと思うよ…。
恋愛禁止っていっても人間だからな…。
その辺は上手い付き合いをしてくれたらとは思うけど結婚とかなったら…認知度が高かろうが低かろうがある程度のリスクは覚悟しないといけないかもね…。
恋人とかいるの…?
まさか…結婚とかしてたりする…?」
濃君の尋ねた言葉に繋げ返答を返した徳家くんのパパの言葉に殿は腕を組み考えこんだ。
そんな殿の様子に…悪い予感が胸をよぎり私は固唾を飲んで見守った。
――――しかし‥。
「…そのまさかだ…!!
ただ…まだその女は正式にここでは…夫婦になった訳ではない…。」

