まさかの…デビュー話に私も諷馬も耳を疑った。
「そうそう…。
もともと…うちの“カミ☆スン”でお馴染みの“Furinkazan”のKabutoを起用してたてた取材で‥生駒編集長のとこで発行してる人気メンズ雑誌で特集組んでその撮影を羽柴さんにお願いしてたんだが‥突然キャンセルになってしまったが‥そのおかげで彼らのような逸材と出会えたわけだしここは‥ひとつこの企画から生み出されたアイドルユニットとして芸能界デビューしてはどうかなあ‥と思うんだがお二人はいかがかな?」
驚いた私達をよそに殿と濃君に直接交渉にあたり始めた徳家くんのパパさんに対して殿は不思議顔で尋ねた。
「わしは‥モデルの話しか聞いていないが‥そのデビューというのは一体どーゆう事だ?」
先程からちょいちょい耳にする“デビュー”というワードに興味を示した殿は私達に目配りをするその様子を見ていたパパが何かを察して私と諷馬に問いただした。
「‥モデルしか聞いていない‥って‥まさか君達の差し金じゃあないよね?」

