濃君の発案に便乗した私達は…密かに羽柴さんの背後へと回り込むととりあえず殿がよく見える位置にたった…。
しかし対面ごしにみえる殿の表情は固く無愛想にも程があるだろう…ってくらいに眉間に皺をよせ難しい強張った表情にもみえた。
「えっーと…。
何だったけ…?
織田君だっけ…?
もう少しリラックスしてみようか?」
羽柴さんがカメラのピントを合わせながら殿の強張った表情をやはり指摘した。
「リラックス…?
それは…どのような状態だ…?」
いきなりの横文字にまた…さらに眉間に縦皺一本追加させた殿は私の不安な予想を裏切ることなく羽柴さんに仏頂面で問いただしのを目の当たりにして私達3人は早くも頭を抱えて苦笑した。
「えっ…。
いやあ…。
ほら…肩の力を抜いて楽にすると…いうか…まあまずじゃあ笑ってみようか?」
殿の言葉に渇いた笑いを浮かべた羽柴さんは…ひとまず殿に笑顔を要求したが…殿はまた再び問いただした。

